#97 くしゃみをすると腰が痛いのはなぜなのか?
WBC ワールドベースボールクラシックで日本もみごと2連覇を達成。
その日その時間帯は本当に治療院の電話が一回も鳴らず、試合終了後に電話がじゃんじゃん鳴り始めたのがおもしろかった五反田整体院 院長の成木海次郎です。
さて、少しずつ季節も春の訪れを感じ、ようやく桜の花も開き掛けた今日この頃・・・
とは言え、この時期、花見どころか外にも出たくもないと感じる方は多いはず。
そう、花粉症の方だ。
別にカイロで花粉症などに立ち向かう気はさらさらない。
我々は耳鼻科の先生ではない、あくまで身体の筋肉のプロフェッショナル。
くしゃみ・鼻水はいたしかたない。
だが、この時期よく患者さんから聞くのは、
「くしゃみをすると腰が痛いです」
このセリフ。
たしかにこの時期、くしゃみを連発するかたも多く見受けられるが、同じくらいくしゃみ後に腰を押さえている方もよく目にする。
なので、これは腰痛の誤解を解きつつ、腰痛の解説をするにはすごくよいネタなので今回は、
『くしゃみをするとな腰が痛いのか?』を解説しよう。
で、そもそも、“くしゃみ”とはなんなのか・・・?
これはまあ身体の機能上、鼻の穴だの口の穴だのから入ってきた異物(これがまあ花粉やらホコリやら、ティシュを丸めた“こより”でもいいわけで)を体外におもいっきり吐き出す機能なわけで。
これをするのには実は皆さんが思っている以上にものすごい力が必要になってくるのだ。
基本、人間の身体において“力”とはこれすなわち“筋肉 筋力”になるわけで。
とくに、くしゃみクラスのものすごいエネルギーを生み出す場合、おのずと一番強い人間の筋肉の中でもトップクラスの筋力を持っているサイズも最大な“太ももの筋肉”の出番となるわけだ。
だが、これあくまで筋肉がフラットな状態(あまり緊張しておらず硬くなっていない状態)から瞬間的に収縮することで生み出されるのだが、
その時に全然筋肉を動かしておらず固まった状態からスタートしてしまうと結果的に筋肉同士が引っ張り合う状態になってしまうのだ。
ざっくり言えば、筋肉が硬い状態でのくしゃみの瞬間、下半身の筋肉(太ももの筋肉)と、上半身(胸の筋肉 大胸筋)のものすごい引っ張りが起きているのだ。
わかりやすく言えばまあ“綱引き状態”なわけで。
その“綱引き”の勝ち負けを決める時のリボンとかついている様な部分が身体で言えば“腰近辺”になるわけだ。
だから皆さん、本能的にせめて最強な足の筋肉の引っ張る力を軽減するために自然とすこし膝を曲げてくしゃみに備えているはずだ。
まさに膝のバネ、太ももの筋肉でショック吸収を試みるわけだが時すでに遅し・・・
とにもかくにも、何が言いたいかといえば、
腰痛はあくまで筋肉の引っ張りあいであり、どこをどう考えても椎間板とか関係ないということ。
いまだに椎間板と腰痛を関連付けたい同業者がいたとしたら、
ぜひとも2週間近く寝たきり状態で過ごし足の筋肉を衰えて固めてからスペースシャトルで宇宙空間に行っていただきたい。
その椎間板に圧がひとつもかかるはずのない無重力状態でぜひ地球から用意持参した“こより”を使っていただきたい。
するとその腰に予想外の痛みを感じられるはずだ。
| 固定リンク
「ソボクなギモン」カテゴリの記事
- #97 くしゃみをすると腰が痛いのはなぜなのか?(2009.03.27)

最近のコメント