#88 トリック
なんだかんだでこの院長コラムも連載88回目を迎えました。
末広がりです。
ブログじゃないよ、コラムだよ。
だから、どっかでなんかを食べましたみたいな事は書きません。
短くサクッとも書きません。
どうも、こんにちは。五反田整体院 院長の成木海次郎でございます。
さて、最近テレビなどでもよくやるカタコトの日本語を話す人間のやるマジックをよくみる。まあそれは別に今に始まったことではないのでろうが。
で、それはそれは摩訶不思議なことを平気でバンバンやってのける。
メニューの写真から商品を出して食べてみたり、破ったお札をとんでもないところから復元して出したりなどなど、あんまり凄すぎて逆に冷めてくるぐらいだ。
ただ、忘れちゃいけないのはそれはすべて“種と仕掛け”をふんだんに盛り込んだマジック・手品であるということ。
手品などでも行う、常套手段のひとつに。おそらく“タネと仕掛け”がありそうな、“いかにも”といった所を手品を見せるギャラリー自身に確認させる。
ギャラリーの方も“タネと仕掛け”がそこにあると思うのでそりゃあ必死に探すわけだがもちろん何もない。
そして案の定、全然当初思いもしなかったところからビックリするような変化が起きてそれこそビックリ大爆発状態になる。
そりゃあもう、何で?何で?のオンパレードになるわけで。
だけど、手品師側にしてみたら最初に調べさせる所には何一つ“タネと仕掛け”はないからなんの心配もなくひけらかすことができる。
つまり、マジックにしろ手品にしろ共通して言えるのは“明らかに怪しい・クサい”と思ってしまうような所には何一つ“タネと仕掛け”はないのだ。
予想出来ない状況に置かれるからこそ、人間は驚き、パニックに陥るという・・・
これは正に人間心理の方程式のようなもの。
で、この方程式に則って人間に起こりうる代表的な現象こそが『ギックリ腰』になるのだ。
今回は医学的にとか整体業界的な『ギックリ腰』の話ではない。
『ギックリ腰』のトリックの話。
とにかく今回は仮で構わないので『ギックリ腰』をケガや病気的な感覚で捉える概念を捨てて考えてもらいたい。
テレビや雑誌、インターネットで『ギックリ腰』という情報は皆さん嫌ってほど聞きかじっていると思われる。
その影響から皆さんそれぞれ『ギックリ腰』と聞いて、原因をいろいろ連想・想像できると思われる。
“背骨の歪み” “腰の炎症” “骨盤のずれ” なんだのかんだのと・・・
それぞれいろいろあると思います。それのどれが正解なのか・・・皆さん確かにそう思うでしょうし、それ以外考えろといわれも困るはず。
だが、この辺の状態が先程つらつら述べたところの、
>“タネと仕掛け”がありそうな、“いかにも”といった所を手品を見せるギャラリー自身に確認させる。
部分にあたるのだ。
私がもし何かしらの魂胆である人に『ギックリ腰』というマジックを行うとしたら、そこに“タネと仕掛け”は無い。
“背骨の歪み” “腰の炎症” “骨盤のずれ” なんだのかんだのすべてこれ、大雑把に言うと、人が起きて意識があって活動している、ある意味“昼間の話”にすぎない。
まあ、この時代夜中にガンガン起きている人もいるのであくまで仮だが。
要は、『ギックリ腰』状態に陥ると人は昼間の意識のある時間帯の記憶を遡って原因・理由を考察する。
だが、そもそも『ギックリ腰』状態そのものが、手品やマジックに驚き、ビックリしている状態なのだ。
つまりは、完全に“タネと仕掛け”があると思って予想していたところとは予想も想像もつかないところから急に起きるからビックリするわけで。
『ギックリ腰』の“タネと仕掛け”は“昼間の意識のある時間帯”にはないということ。
・・・ということで、あんまり長いので続きはまた次回に。
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