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2008年2月

#82 見逃し三振

先日のありえないほどの強風の日、ふと治療院の窓から外を見ると、

信じられないことに当院の回転看板が横断歩道を渡っていました。

渡る途中で転倒し、現在治療待機中です。

どうもこんにちは、改めて五反田が小さな盆地であることを実感しました五反田整体院 院長の成木海次郎です。

さて、今回のタイトル『見逃し三振』と銘打ちましたが、別に野球の話題でもなければ院長が淡い恋に破れた等の話ではない。ちょっとした日本語の話。

先日、空き時間に当院に来院されている患者さんへの施術の反省をしている時、患者さんに対してとあるポイントを見逃していたのに気がついた。

これはまずいなと感じ、次回来院の際にはきちんと確認しなければとメモを残そうと思うと、そういえば“みのがす”の字をうっかり忘れてしまっていた自分にも気がついた。

最近、歳のせいなのか読書不足のせいなのか・・・ともかく字を思い出せない事がよく目立つ。それはそれでよくないなぁと思いつつも受付にあるパソコンで

“みのがす”と入力し変換してみる。

当たり前だがすぐに“見逃す”と変換される。実に便利でありがたいことだ。ビルゲイツ様様である。

ところがその変換された“見逃す”という字をみた時、ある疑問が同時に浮かんできた。

それは、果たして“見逃す”という行為は

“見ようとした標的が逃げていってしまったのか・・・?”

それとも、

“標的をきちんと見るべき自分自身が、その行為から逃げ出したのか・・・?”

どちらなのか、考えてみた。

前者の場合、明らかに“標的が逃げてしまったんで仕方ないでしょう”的ニュアンスが含まれる。

後者のはもう正に何が良くないのかは一目瞭然。

では、自分のした行為を思い返してみると・・・患者さんがいきなり治療院から逃げ出すはずもない。逃げたのは自分自身、後者の方でしたね。

そう考えてみると、些細な事も含めてこの“見逃す”という行動は多いように思えてきた。見るべき現実から逃げてしまう行為。

“見逃し三振”にしてもそうであろう。よくよく考えれば球が投げ込まれることなんてはなっからわかっているわけだし、打ちやすい球なんてなおさらだ。だからこそ、振らなきゃ当たるわけがない。

そうするとそれこそただの“逃げ”になってしまう。そう考えると本当に日本語というは実にうまいことできている。これまた見逃せない存在だ。

そしてこのコラムの更新も見逃さないようにしなければならないと改めて感じる院長でした。

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#81 五反田同窓会

先日のバレンタインデー、多くの患者さんからチョコレートやら笹かまやら芋焼酎やらたくさんいただきまして本当にありがとうございます。

学生の頃は2月14日なんて大地震でも起きてしまえば、と思っていましたが・・・意外にまんざらでもないものですねぇ。

この場を借りて改めてお礼申し上げます。

どうも、こんにちは五反田整体院 院長の成木海次郎です。

さて、バレンタインも過ぎた先日16日の土曜日、この五反田整体院の初代副院長を務めていた現在、埼玉県岩槻市にて古川カイロプラクティックセンターを立ち上げた古川一就先生と、二代目副院長だった現在同じ大川グループ治療院、葛西整体院 院長の高梨勝弘先生が久しぶりにこの五反田に集まった。さながら“歴代ライダー大集合”といったところか。

この五反田整体院の院内に3人が揃うのは実に数年ぶりのこと。初めは昔話に花を咲かせつつ、さっそくの本題へ。

今回の目的は、前回書いたように、私自身が修行していた逗子に行ってきた経験をぜひ彼らにも伝えておこうと思ったからだ。

まあ、もうひとつはシンプルに久しぶりに会いたかったのもあるが・・・

3人で当時の自分と今の自分をお互い比較し、良くなった点と残念ながら伸び悩んでいる点をそれぞれ認識しあった。

どうしても人間は、ほっておくと“慣れ”てしまうという現実がある。

また自分自身では一番気づきにくいから厄介な話だ。

そういう時、一緒に一時期を共に闘い抜いた仲間というものは何にも替えがたい大切なもの。

その結果、今後このカイロプラクティックという仕事をし続ける上で、3人で決めた事というのが、

“この仕事をやり始めた時の自分をライバルにする”ということだ。

技術も経験もなかったが、情熱だけは有り余っていたあの頃・・・

いつしか“慣れ”という名の悪魔に踊らされていた今の自分・・・

当たり前だが、何年経っても新しくいらっしゃる患者さんとは初対面。

初心、忘れるべからず。当然ですね。

それともうひとつ。定期的にこうしてビールを片手に、それを確認しあうことも決定したことは言うまでもない。

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#80 五反田院長、産婦人科へ行く その1

どうも、駄文並べて早丸4年、ついに80回目を迎えました。

かといって別に特にはありません。そんじょそこらのタレントじゃあないですから。

どうも、こんにちは。五反田で5年目目前の五反田整体院、院長の成木海次郎です。

さて、先日うちのスタッフの内田が、私がこのカイロプラクティックの世界での修行の場でもありました同じ大川カイロプラクティックグループ系列の老舗治療院『逗子整体院』に一日修行に出向いてきました。そこにはグループ内では泣く子も黙る、私の師匠である田中喜浩院長先生がいらっしゃいます。

昨日、内田は朝一番から翌朝まで?しっかりと鍛えられて来たそうです。

お礼も兼ねてPR。ぜひ大船・逗子・鎌倉・葉山・横須賀方面に知人、友人などいらっしゃる方がおりましたら、お身体のトラブルの際はぜひ『逗子整体院』へどうぞ。

で、一方スタッフが逗子に行っていた同時刻、院長である私はどこに行っていたかというと産まれて初めて・・・否、自分が産まれた時以来実に29年振りに産婦人科というところに行ってきました。

前にもお伝えしたかもしれませんが(#74参照)うちのカミさんが妊婦らしく、病院に行くというので着いていったのだ。

その産婦人科は自宅の近所にある産婦人科さんで、もっと言うとこれまた系列治療院の『なかのぶ整体院』のはす向かいにあってビックリしたのですが・・・

とりあえず、29年振りの来院ですので記念写真をパチリ!!

Image098

朝9時からの診察開始だったが込むのを避けるべく8時半過ぎには来院した。そういえば、この自分の職業柄、“来院される”のには慣れているが“自分が来院する”経験はほとんどなく、明らかにカミさんよりも抜群に緊張していた。

院内は朝一番だというのにもかかわらず多くの方が待合いに座っていた。これでは随分待たされるのかなと不安になっていたが9時と同時に名前を呼ばれた。あれあれ?と首をかしげているとお嫁さんに、

「まってるの全員、内科の人だから」

あ、そうか。おじい様やおばあ様にはあまり産婦人科は縁遠いか・・・

朝からうっかりしている自分に呆れつつも診察室にいざ潜入する。するとテキパキとした女性の看護士さんが案内してくれた。嫁は慣れた感じでベットに横たわり、これまた看護士さんも慣れた手つきで準備を始めた。

嫁のやつ・・・いつの間にこんなこと覚えたのだ。

などどくだらない事を考えていたら急に看護士さんに、

『あ、ご主人はこちらの方に来てもらえますか』と言われた。

よほど呆然と突っ立っていたのであろう。たしかにそれほど広くない診察室に180㎝の男がボケッと立っていたら邪魔以外の何ものでもない。

嫁の足側に移動すると、カーテンの向こうからひょっこりと白衣を着た婆さんが入ってきた。失礼な話、白衣がなければ先程待合いにいた中の一人が間違えて入ってきてしまったのかと勘違いしてしまうところであった。

その婆さん先生、慣れた手つきでいきなり嫁の衣服を脱がし始めた。

ついビックリして、“えーっ”と声を出してしまったぐらいだ。くだらない話だが、自分の嫁が他人に脱がされるのを目の当たりにしたのもこれが初めて。

さて、戯れ言はさておき、テレビなどでよく見かける例の“エコー検査”が始まった。

すると画面に映し出されたのは紛れもなく人の形をしており、心臓がピクピク動いているのだ。しかも父親に似て手癖が悪いのか、やたら手をうごかしているしまつ。

本当に失礼な話で申し訳ないのだが、これが自分の腹にいると考えたら正常な思考回路でいられる自信などカケラもない。取り乱しておしまい、男は情けないものです。

とりあえず、腹の中の生命体は順調だということは告げられたが、そんなことよりも

人間の身体の能力の凄さと、この状況に10ヶ月ちかく耐える女性の凄さにただただ圧倒された時間であった。

“百聞は一見にしかず”とは本当によく言ったもので、母校の大川カイロプラクティック学院でももちろん妊娠・出産の事は勉強したはずだがリアルにそれを感じたのはその日が初めてであった。

ただそれを感じるのを、嫁が5ヶ月を迎えた段階ではたしていいものなのか?という疑問は家庭内での話なのでこの場で言及するのは控えます。

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#79 マラソンランナーの本音の痛みとは・・・

どうもこんにちは。雪見更新の五反田整体院の院長、成木海次郎です。

さて、2月と言えば・・・寒いです。先日の日曜も信じられないほど関東圏でも雪が降っておりましたが。

この寒いにも関わらず、外を走る人たちが実は数多くいらっしゃるのです。

そう、今年も17日の日曜日にせまってきております『東京マラソン2008』

昨年の悪天候と寒さで行われた第1回大会からもう1年が経つのかと思うとそれはそれでぞっとしますが・・・

お蔭様でと言いますか、一昨年のホノルルマラソンに参加される方が来院されて以来、多くの市民ランナーの方の身体のメンテナンスをさせていただいているわけだが。

まあ、ほとんどの市民ランナーの方の来院のきっかけは“足の痛み”だ。この“足の痛み”と一言で言っても症状・状態は様々で、一番多いのがやはり“膝まわりの痛み”になる。また細かいところだと“足の甲の痛み”や“足の付け根の痛み”などがある。『東京マラソン2008』の公式サイトの「ドクターからのアドバイス」の部分の“練習中のケガ”のところにも、

痛めやすい場所は、膝のお皿、膝の外側の腸脛靱帯、アーチの踵よりの部分、すねなどです。走り始めてすぐ痛みを感じる場合には、走行距離を減らし、道路よりもなるべく柔らかい走路を走るようにし、シューズを再検討することが必要です。

とご丁寧に明記してあるほどだ。

だが、ランナーの方にしてみると痛いのは間違いなく痛いのだが、“ケガ”という意識はどうしても持ちにくいのが本音だ。走行中に足を挫いたり、転倒したりでの痛みなら、“ケガ”と思えるが、ほとんどがそうではなく、“走っていると痛くなる”というのが実情なのだ。

だから、ほとんどの場合、病院でレントゲン等で検査をしても原因がはっきりしない事が多い。

実はその大半のものは、“ケガ”というよりは、筋肉の“運動量”に対して“メンテナンス量”が足りていない状況なのだ。

お陰で、とくに太ももの筋肉の柔軟性を高めることで多くのランナーの方々を良いコンディションで本番に迎えることができている。

ただ、最近おもしろい?と言ったら失礼なのだが、足の違和感などが気にならなくなった方からほとんど同じ事を言われるのだ。それは、

『30キロ過ぎたあたりから背中や肩がすごく痛くて気になるんですけど・・・』

ランナーなのに肩こり・・・?これは変な話だ。

そう思い、詳しく話を聞いてみる。もちろんほとんどの市民ランナーの方は日頃からランニングを欠かさない訳だから日常的に肩こりを訴える方は少ない。

また、10キロやハーフマラソン(20キロ)ではまったく気にならないそうで、フルマラソンでのやはり30キロないし35キロ過ぎたあたりから痛みが出だすというのだ。

半信半疑で他の多くの来院されているランナーの方にも聞いてみると、かなり多くの方が30キロ以降の背中の痛みを自覚していた。

これはちょっと意外なことでビックリしたが、素人じゃああるいし、その理由を突きとめねばとランナーの上半身の動きに注目してみた。

“走る”という行為はもちろん足だけで成立しているわけではない、腕の振りも重要なわけだが。この“腕の振り方”に実は原因があったのだ。

ほとんどのランナーの方が、腕は振れているが肩甲骨が止まっていて動いていないのだ。まして30キロ近く走ってきてから改めて肩甲骨を動かすのはほぼ不可能に近い。

“より速く走るために肩甲骨の動きを考える・・・”

これは当面の課題になりそうだが、まさか足だけでなく上半身までもとは・・・

やはり人間の身体はたいしたものだと思いつつも、改めて高校のマラソン大会を仮病を使ってまででサボった自分がこれほどマラソンに対して真剣になれるとは・・・

いやはや、それもまたたいしたものである。

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#78 ハム太郎体操と腰痛の関係とは・・・?

今日は雪の影響で転倒しギックリ腰になった方の来院が目立ちました。

もちろん、私も普通にコケましたけどね・・・

どうも、靴底に松ボックリが挟まってたのに気づかず転倒しました五反田整体院 院長の成木海次郎です。

さて、腰痛の多くは運動不足により筋肉が固くなることの影響が強いわけだが、すべての方がそのようなわけではない。むしろ、運動しているにも関わらず腰痛に悩まされている方の方が多いのではないだろうか。

当院に来院されているある女性の方も腰痛に悩まされ来院されている方に一人なのだが、この方お仕事はいわいる保育士さん。仕事柄、動かないどころかむしろ一日30分でも座ってゆったりしたいぐらい多忙を極める方。運動不足のカケラも感じさせない忙しさなのだが・・・

とにかく、一番忙しい月曜日の仕事を終えた火曜の朝が一番辛いので毎週火曜に来院している。

先程も述べたが、運動不足で腰が痛いのならわかりやすいものだが、なぜ故に一番動いた月曜の翌日が腰痛のピークになるのか・・・疑問はそこにあたる。

いったい月曜日はどんな感じなのでしょうか・・・?と尋ねてみると、どうも月曜日というのはお遊戯の“体操”の日らしく、とにかく一日子供達と一緒に体操をしているとのことなのだ・・・・

“体操”・・・

日頃、運動不足の患者さんに日々口酸っぱく“体操”するようにと伝え、体操指導などにも熱を入れているにも関わらず、なぜ腰痛になるのか・・・

これはもう、よっぽどのハードな運動・体操しているとしか思えない。しかし小さい子供相手の“体操”でそんなにハードなものもいかがなものか?

もしや中国雑伎団系の子供達なのか・・・そう思い、手っ取り早くその方に直接聞いてみると、

“ハム太郎体操”をしているらしく。これをやった日の翌日は辛い、とのこと。

“ハム太郎体操”ねぇ・・・

どこをどう見積もっても“ハム太郎体操”というネーミングからハードな運動とは想像できない。だってハム太郎ってあの『とっとこハム太郎』のことだよな。

どこをどう見積もってもハムスターだ、激しいわけがない。考えていても仕方がないので具体的に聞いてみた。“ハム太郎体操”の全貌を。

するとまあ、さすがにお遊戯なだけあって、特別な動きもなくまあ子供は楽しくてしかたあるまい、という代物であったが、一点だけ気になる動きを発見した。

それは、いわいる“腰をひねる”動きなのだが。どうも、この動作が“ハム太郎体操”の盛り上がり所のひとつらしいのだが・・・

なるほど、その方にその動きを見せてもらうと、必要以上に肩幅程度に開いた自分の両足をピンッと伸ばしてしまっていた。

あぁ、なるほどね。“ハム太郎体操”と腰痛の因果関係が判明した。

要は、腰をひねる際、両足をと言うよりは両膝を力んで伸ばし過ぎてしまっているので腰の筋肉が逆に伸びれなくなってしまっていたのだ。

わかりやすく言うと、ひたすら太ももの筋肉と腰の筋肉が引っ張り合いっこをしている作業ということになるのだ。

それはもう、結果は見えている。痛くて音を上げるのは腰の筋肉の方だ。

じゃあどうするか?腰痛ですからまあ“ハム太郎体操”は中止ということで・・・

と、いうわけにもいかない。

実はこれ、身体の使い方ひとつで簡単に解決するのだ。

“ハム太郎体操”で腰をひねる際、ちょっとだけ膝を曲げるのだ。

膝を曲げると、太ももの筋肉はピンと張らなくなり、腰の筋肉との引っ張り合いっこもこれで終了する。お互い、痛い思いをせずに済むのだ。

運動していて、スポーツしていてどこかが痛いという人は実は少なくない。

でもそのほとんどが、身体の使い方のちょっとした間違いで起きているのがほとんどなのだ。

“痛みと向き合う”このためには、身体の使い方と向き合う作業でもあるのだ。

だからけっして、

“ハム太郎体操”が悪いわけではない。

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