#77 みずたまり
最近寒いので、治療院内の室温設定に悩む、五反田整体院の院長 成木海次郎です。
たしかにこう寒いと感じさせる日々が続くと、つくづく昨年は暖冬だったのだと感じるし。なるほどプロ野球選手などが宮崎や石垣島などに行くのも頷ける。
そしてこう寒いと、来院される患者さんにいわいる“膝の痛み”を訴える方が増えてくる。大抵の普通の方だと“カイロで膝痛なんか治んのかよ?”と思われると思いますが、まあそれはごもっともな話。
ケガや事故などで膝を強打しただの靱帯切ってしまったのだの、その手のものはお手上げです。
カイロでというよりは、大抵の膝の違和感及び痛みの原因は膝周りの筋肉の状態にあったりするものなのだが、そうは言ってもこれまたピンとこないもの。
それでは今回は“膝の痛み”といったらだいたいよく聞く話のひとつでもある、
『膝に水が溜まる』という現象のメカニズムの解説をしよう。
そもそも、人間の身体において、意味の無い事象はありえないものです。これは大前提で話を進めていきますが・・・
つまりは、膝に水が溜まってしまった方からしてみたら本当に意味不明な現象であろうが、膝の方からしてみたら水を溜める必要性があるからやっているのだ。
それがなぜか、それは天然のクッションを急造しているにすぎないのだ。
つまりは、膝関節部分への直接の負担が増えてきてしまっているので、その負担に対する代用品として体内の水分成分を集め物理的負担に備えているのだ。
ではそもそも水を溜める必要性が無い時のクッション的役割はどこのだれがやっていてくれたのか・・・
これはもうご想像の通り、太ももの筋肉さんのお陰であったのだ。
身体はいついかなる時も、身体本体を守る為であったらなんとでもするものなのだ。だから筋肉が衰え固くなり、膝関節に直接負担がかかるような状況になれば即座に次の一手を出してくる。これが『膝に水が溜まる』正体なのだ。
だからこそ、お医者さんなどで注射で水を抜いても、その後特に動かすことなく生活していれば自然とまた溜まってきてしまうわけなのだ。
だからといって、病院で注射によって水を行為が悪いわけではない。あまりに溜まってしまえばその水自体が元々の膝を圧迫し始めるので、こうなるとこれは不愉快極まりないはず。この辺のさじ加減までパーフェクトでないあたりがまた身体の機能のすごい所であろう。
まあ、実は身体のこの機能、もっと身近な時にもよく使われているのだが、これがよく言う“腫れ”なのだ。
要は同じである。ぶつけただの折れただの、弱っていて守らなくてはならない部分と身体が判断したら即座に天然クッションを作りあげるのだ。
それぐらい人間の身体というやつは、そもそも歩くことで成立するものというわけだ。
だからといってデスクワーカー達のおなか周りに溜まってきているのは断じてクッションなどの水ではない。それはあくまで脂肪ですので間違っても高額な料金を払って吸い取ってもらったりしないように・・・
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