#71 湿布・デコピン・ババチョップ
人間は、
障害にむきあったときに自らを発見するのだ。
―――サン=テグジュベリ
どうも、台風更新の院長の成木海次郎です。
さて、仕事柄よく患者さんから受ける質問に
『湿布』がらみの質問をよく受ける。
最近、妙にその『湿布』とやらのテレビCMをよく目にするが、
世間の反応とはすごいものだ・・・
さて、その問題の『湿布』ちゃん。
~『湿布』って効くんですか~
といったたぐいの質問は大多数の人が疑問視していると思われる。
それはなぜか?まあ皆さんそこまで深く考えたことがないでしょうからね。
ということで、今回はその『湿布』ちゃんの謎に迫りたい・・・
そもそも、『湿布』自体がなんなのか?いったいあの正体はなんなのか?
ではまず、製薬会社のサイトで調べてみると、まあでるわでるわ・・・
一般消費者だったらうんざりするほどの情報量、もうてんこもりです。
ただ、冷静に情報をかいつまんで整理すると、結局のところ・・・
“鎮痛消炎成分”が含まれているからそれを張ってください、とまあそんなところだ。
あとは、~痛みの連鎖を断ち切って痛みと炎症を鋭く抑え、肩・腰・関節痛などにすぐれた効果を発揮します・・・~的なことがかかれているのがほとんどである。
たしかに、“肩・腰・関節痛などにすぐれた効果を発揮します”と書かれているわけだから効くんでしょう?みたいな気持ちになるのは当然で、それ自体は否定しません。
ただね、“鎮痛消炎成分”ってありますよね。
ちょっとココを冷静に考えてみよう。
まず、鎮痛。
鎮痛とはもう読んで字のごとく、痛みを鎮めること。
ようは、麻酔です。痛みの感覚レベルを下げること。
で、消炎。
まあこれもまんまと言えばまんまだが、炎症を消す。
炎症を抑えるということですね。
では肩こりや腰痛に対して治療効果があるかというと、
別に肩こりや腰痛は筋肉の炎症とは無関係なわけですから、
消炎効果と言われても困るというか、
“そんなの関係ねぇ!!”ってことになるわけで。
あとは鎮痛ですが、これはありますね、効果は。
多少ね。
そもそも、腰痛にせよ肩こりにせよ、その痛みがでている部分を動かしていないからこそ、『そこ動かしてくださいよ』的なサインであって、
つまりは湿布を貼ってじっとしていてもあまり意味がないものなのだ。
要は、正しい湿布とのつき合い方とは、
“痛みのレベルが強すぎて動けないときに、湿布を貼って少しでも痛みのレベルを下げて動く事が可能になるような状態にする”為に使用してください。
ということなのだ。
“すぐれた効果を発揮します”と書いてあるからといって、
それですべてが解決するはずもなく。
やはり、自ら動いて変えていく姿勢が求められるわけだ。
まあ、
湿布ひとつも人生の縮図と同じなわけですよ・・・
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