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2007年9月

#72 傘の下の君に告ぐ

否定的な感情とは、あなたが道を間違えたことを教えてくれる内側からの助言、

あるいは警告の合図です。

               ―――リチャード・カールソン

どうもこんにちは、今月末に人生の研修で1週間治療院を空けます院長の

成木海次郎です。

さて、最近自分の中での身体感覚が研ぎ澄まされてきたからなのかわかりませんが、普通にしていても人が動いている姿をみているだけでいろいろと発見ができるようになってきた。

とくにテレビなどで観るスポーツ選手などの動きは当たり前だがたいしたもんである。

大舞台で活躍しているいわゆる一流と言われているアスリートはピカ一だ。

“タマゴが先かヒヨコが先か”理論じゃあないが、

“一流選手だから身体の使い方がうまい”のか“身体の使い方がうまいから一流選手”なのか、どちらなのか悩んでいた時期も自分の中にあったが、今はわかる・・・

これはもう間違いなく後者のほう。身体の使い方こそ最重要事項なわけだ。

が、それはあくまで理屈・理論の話。現実の日本はもう少し厳しく・・・というよりはむしろ情けない現状でございまして。

最近、世の方々もそうであろうがゴルフ界に突如現れた、石川遼君。彼を例に出すとそれがよくわかるはずだ。 石川遼君、いや~いいね、彼。

とにかくスイングを見ても綺麗の一言、私には石川遼君のドライバーショットは“大きな和弓で矢を勢いよく放つ”ようにしか見えない。実に綺麗だ。

あ・・・そうそう、ちなみに私自身がゴルフをやるかと言うと、まあハッキリ言って興味がないですよ。な~んにも知りません。

そもそも“止まっている球を打つ”という時点であくまで個人的だが興味はわかない。

だが、仕事柄ゴルフが大好きな方が数多くいらっしゃる場所で働いているのでゴルフがらみの話だけはよく聞く。 

そんな中、そんなゴルフ好きの患者さんに石川遼君のことを聞くとほとんど同じような返答が返ってくるのだ。

『あの石川遼君の打ち方は、一般的なゴルフのセオリーからは外れているんだけどねー。若いうちだけだよ、あんな打ち方ができるのは・・・』的な返答ばかり・・・

だが、それはなんだかおかしい話な気がしてならない。

実際問題、目の前で現実に綺麗な打ち方をして飛距離を叩きだしている打ち方があるのに、またゴルフを知らない人間がみても綺麗だと感じる打ち方なのになぜそれが間違っているのか・・・

むしろ、今世間に出回っているセオリーそのものがすでに間違ったものなんじゃないのか、と。

事実、セオリーと言われている打ち方を練習場で習った方々は軒並み腰に違和感を覚え来院している。

それはその人の腰が悪いのか?弱いのか?

否。

そうではない。簡単な話、使い方が間違っているのだ。

大切なのは、“誰かがああ言ってた・・・”や、“どこかにそう書いてあった・・・”

とかそういうことではない。

知ってる、知らない抜きにして、見た瞬間に綺麗・いいなあぁとしみじみ感じてしまうその直感が正解ということなのだ。

間違った使い方をしているから、おかしな結果が出るだけのこと。

“格好いい”とはそういうことなのかもしれない。

ゴルフが好きで、上手くなりたい方・・・

以外に今までのやり方をすべて捨ててみるのも選択枝のひとつですよ。

なぜなら、よけいなものも大量に抱えているでしょうからね・・・

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#71 湿布・デコピン・ババチョップ

人間は、
障害にむきあったときに自らを発見するのだ。

        ―――サン=テグジュベリ

どうも、台風更新の院長の成木海次郎です。

さて、仕事柄よく患者さんから受ける質問に

『湿布』がらみの質問をよく受ける。

最近、妙にその『湿布』とやらのテレビCMをよく目にするが、

世間の反応とはすごいものだ・・・

さて、その問題の『湿布』ちゃん。

~『湿布』って効くんですか~

といったたぐいの質問は大多数の人が疑問視していると思われる。

それはなぜか?まあ皆さんそこまで深く考えたことがないでしょうからね。

ということで、今回はその『湿布』ちゃんの謎に迫りたい・・・

そもそも、『湿布』自体がなんなのか?いったいあの正体はなんなのか?

ではまず、製薬会社のサイトで調べてみると、まあでるわでるわ・・・

一般消費者だったらうんざりするほどの情報量、もうてんこもりです。

ただ、冷静に情報をかいつまんで整理すると、結局のところ・・・

“鎮痛消炎成分”が含まれているからそれを張ってください、とまあそんなところだ。

あとは、~痛みの連鎖を断ち切って痛みと炎症を鋭く抑え、肩・腰・関節痛などにすぐれた効果を発揮します・・・~的なことがかかれているのがほとんどである。

たしかに、“肩・腰・関節痛などにすぐれた効果を発揮します”と書かれているわけだから効くんでしょう?みたいな気持ちになるのは当然で、それ自体は否定しません。

ただね、“鎮痛消炎成分”ってありますよね。

ちょっとココを冷静に考えてみよう。

まず、鎮痛。

鎮痛とはもう読んで字のごとく、痛みを鎮めること。

ようは、麻酔です。痛みの感覚レベルを下げること。

で、消炎。

まあこれもまんまと言えばまんまだが、炎症を消す。

炎症を抑えるということですね。

では肩こりや腰痛に対して治療効果があるかというと、

別に肩こりや腰痛は筋肉の炎症とは無関係なわけですから、

消炎効果と言われても困るというか、

“そんなの関係ねぇ!!”ってことになるわけで。

あとは鎮痛ですが、これはありますね、効果は。

多少ね。

そもそも、腰痛にせよ肩こりにせよ、その痛みがでている部分を動かしていないからこそ、『そこ動かしてくださいよ』的なサインであって、

つまりは湿布を貼ってじっとしていてもあまり意味がないものなのだ。

要は、正しい湿布とのつき合い方とは、

“痛みのレベルが強すぎて動けないときに、湿布を貼って少しでも痛みのレベルを下げて動く事が可能になるような状態にする”為に使用してください。

ということなのだ。

“すぐれた効果を発揮します”と書いてあるからといって、

それですべてが解決するはずもなく。

やはり、自ら動いて変えていく姿勢が求められるわけだ。

まあ、

湿布ひとつも人生の縮図と同じなわけですよ・・・

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