# 66 『 株式会社 人体 』
今日、危うく落雷で死んじゃうところだった院長の成木海次郎でございます。どうも、皆様お久しぶりです。
先日、ある方にビジネスにおいて大切なことはなにかと尋ねてみたところ、
即答で『マメさです』と言われてしまいました。
“マメさ”ねぇ・・・
さあ、心を入れ替えますかね。
さてさて、必ず春になるこの時期になると五反田の駅前には某スポーツジムのスタッフによる驚異的なティッシュ配りが始まる。
ちょっとした春の風物詩と言っても過言ではないのではないか、あのオレンジは。
まあ、ティッシュを配る女性スタッフの素敵な笑顔の表には『ぜひ運動して身体を動かして、健康でスリムなスタイルになりませんか?』的な想いが溢れているのであろうが、ちょっと心の歪んだ私の心には、
『そのビールの呑みすぎでタレ始めたその横っ腹を絞りやがれこのメタボリ君予備軍がっ!!』と罵られているような気がしてならない。
まあ、残念ながらというか、実はもう3年も前からそのジムには週に2,3回、朝出勤前に通っているのだが、毎回行ってもそのジムに来ているメンバーがあまり変わらないのを考えると、新しく入会してもなかなか続かないのかなと思ってしまう。
しかしまあ、よく“基礎代謝を上げてダイエットをしよう!!”的フレーズはスポーツジムの十八番と言ってもいいかもしれないが、しかしこの“基礎代謝”という言葉、なんとなくわかるような気がしているが正確にその意味を捉えている人は少ないのではないか・・・
そこで今回は院長自ら解説しよう、その“基礎代謝”ってやつを。とくに新社会人の諸君、必見です。
いきなり話が飛ぶようで申し訳ないが、まずはあなたの身体を今から株式会社に例えてみる。社長は、そりゃあまあ脳ですよね。脳。
さて、問題は社員はなんに当たるかというと、これがまあ全身くまなく存在している“筋肉”でございます。
腕やら首やら足やらなんやらと大まかに分けてもいくつかの部署に分かれているようなもの。まあ、当然一番大きく、人員の多い部署は太もも部署でしょうね。まさに花形部署、営業部みたいなものですよ。
ちなみにじゃあ骨はなんにあたるかというと、机とかイスとか・・・まあ会社の備品でしょうね。ただの備品です。
さて、社員を雇うには給料を支払わなければなりません。仕事をするしないにかかわらず発生する人件費。そう、人間の身体の“基礎代謝”とは何かと言うと、つまりは筋肉の人件費にあたるのだ。
しかし、そこは会社組織、仕事もしないのに無駄に多くの社員を雇うバカはいません。当然、どの仕事に対しても人件費を一番かけないよう最低限のマンパワーで対応するようにするのです。
ようするに動作に対してなるべく筋肉を使わないようにするということ。
『株式会社 人体』は徹底的な合理主義会社ですよホント。なもんですからあんまり身体を動かさない使わないなどという運動不足状態が続くと、会社で言えば仕事量がへってくるとどうなるか・・・そりゃあもうリストラですよ、お馴染みの。
ただまあ、身体のリストラはホントのリストラのように筋肉の数を減らしていくのはできないからひとつひとつの筋肉のサイズを小さくしていくのです。
身体のリストラ政策により縮んで小さく固く変化していく筋肉達。サイズが小さくなる分、人件費が安くなる・・・つまり消費カロリーが減っていき、その差額分が貯蓄となっていく。脂肪という名の貯蓄にね。
この辺が基本的な“基礎代謝”の図式になります。これをベースにあれこれ考えると実は身体のいろいろな状態や現象がみえてくるわけで。
たとえば筋トレをして筋肉のサイズを大きくすると、筋肉という社員を抱えておく人件費が余分にかかるので支出分が増えるのだ。
収入という名の食事、つまりエネルギー補給が足りてればいいが、足らなければプールしている貯蓄分を使用せざるおえない。
これがつまり“基礎代謝を上げてダイエット”というものの正体となるのだ。
筋肉は、実はものすんごい人間臭い組織です。鍛えりゃ強くなるし、ぐうたらしてたらすぐだれる。
ちょっとばかり思い出したように運動したからって人間すぐには変われないよ、などとぼやく人がいるのと同じ・・・
付け焼き刃の経営ではダメなのですよ。
おそらく、腰が痛いやら肩が辛いやらを感じている方の多くは会社勤めの方がが多いと思いますが・・・
ちなみにその身体の経営、うまくいっていますか?
もし社員に不満があれば、痛みという名の不満を述べてきますよ、筋肉は。
その時、問題なのはやる気のない社員ですか?それともやる気にさせれない経営をしているあなたに問題があるのですか?
会社や上司や職場環境に不満を言っているそのあなたのその気持ちは、以外にも自分の筋肉と同じ気持ちかもしれませんよ・・・
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