# 61 『 借金と労働 』
新しい年を迎え、お正月気分もすっかり抜けた今日、
生まれて初めて大晦日のNHKの紅白で世間を騒がせた“DJ OZMA”と“綾小路翔”が同一人物であることが周知の事実であることを知り本当にショックを隠しきれない院長の成木海次郎でございます。
皆様、改めましてあけましておめでとうございます。
さて、昔から“一年の計は元旦にあり”などと申しまして何かと年が変わり気持ちも新たに、新しいことにチャレンジし始めようとしている方は多いのではないかと思う。
特にテレビや雑誌などでも“身体を鍛える”や“ダイエット特集”など身体絡みの話題がてんこ盛り状態だ。
身体を動かすことは大いにけっこうなこと。皆さんにもぜひぜひ積極的に行っていただきたいのだが
そこでひとつその前に、大切なことを知っておいてからジム通いでもヨガでも始めていただきたいと思い今回のコラムはスタート。そもそも、大抵年始に一念発起して運動を始めようと決意する方は、
大抵今回が初めてではなく過去にも何度か失敗挫折した経験がある方が多いと思う。
なぜダメだったのか?ほとんどの人が運動のスタイルや種類などに原因があると感じているのではないだろうか?
だからこそまた新たなスタイルを求めてしまい次こそは次こそは、と模索し迷い深みにはまってしまう。
では繰り返さないために必要なものはなんなのか?
その為にちょっとだけ運動というものの捉え方を変えてみていただきたい。
相変わらず私は“例え話”が好きなので、何かに例えて話をすると・・・まずは“運動”を“労働”だと捉えてみていただきたい。
“労働”とは基本的に金銭、まあゼニを稼ぎ手に入れるために行うものである。
では“運動”を“労働”とした場合に“お金”にあたるものは何か?
それは“体力”である。この“体力”はもちろんお金なので“貯金”ができるのだ。体力の貯金とでも言うべきか。
なのである程度“貯金”がある人は多少働かなくても、つまりは“特別運動などしない”状況でもすぐには困らない。
よくある例としては、学生時代はがむしゃらに運動部などでガンガン運動、つまり“体力の貯金”をしていた人が入社3~4年は特に何もせずとも身体にトラブルがない、みたいな状況だ。だが、ものの例えとはけして良い事ばかりではない。それは悪い事にも例えられる。
過去の貯金に甘んじ、働くことをしないでいると必ず貯金は底をつく。
体力という貯金が無くなり、今度は逆に“借金”ができてしまう・・・
つまり逆に今度は“疲れ”や“疲労”にあたるものこそが、この“借金”にあたるのだ。
これも本当にうまいこと身体のコンディションに例えることができるのだが、借金も一度に巨額に抱えてしまえば誰しも焦り対策を講じるものだが、それこそ千円・二千円程度の小額の借金ならば痛くも痒くもないし、“その気になればすぐに返せるさ~・・・”などと危機感を感じることなく過ぎてしまう。だが人間は良いも悪いもすぐに慣れる生き物。気がつくと借金は嵩み、しかも長らく働くことをしていなかったせいで労働意欲すら失せてしまう。
あれあれ、これはどっかによくある図式だが、もうこれは“運動不足が続いてしまい運動する気持ちそのものが失せてしまっている”のと同じではないか。
つまりは、ずっと運動していなかった人が急に運動をし始めても、当然のようにすぐには身体に変化はみられないのだ。なぜならそれは残念だが借金を抱えている状態だからなのだ。あまりいい表現ではないが、借金かかえたニートが、一日だけ日雇いのバイトをしたからといってもすぐには全額返済などできないのだ。
大切なのは、地道にコツコツ返済していくこと。“楽して”“手軽”などではたどり着けるものではないのだ。
なので今年から運動しようと決意したあなた。いきなり出鼻を挫くようなことを言いますが、まずは自分の疲労という名の借金がどれくらいあるか、その確認作業から始めてください。
そして何度も言いますが“楽して返済”は無理です。ありえません。
そうじゃないと、わけのわからん絵画を買わされちゃったりしちゃいますよ、『あなたを助けます』とか言われてね。自分の身体のご利用は計画的に・・・
| 固定リンク

