# 60 『 2006年終わりの言葉 』
ある患者さんとの何気ない会話のやりとり。
院長 『1+1はいくつになると思いますか?』
患者さん「そりゃあ当然こたえは2でしょ」
院長 『いやいや実は答えは3でも4でも100でもあるんですよ』
患者さん「なにそれ、ナゾナゾかなんかですか」
院長 『いやいや、普通の人間の返答ですよ。なぜだと思いますか?』
患者さん「意味わかんないな~、だって1+1の答えはどうしたって“2”でしょ」
院長 『それは間違いないですね。絶対ですよ。』
患者さん「じゃあなぜ答えが“3でも4でも100でもなるのですか?」
『それはね、人間は“ウソ”をつく生き物だからですよ・・・』
さて、記念すべき連載60回目。そして2006年最後のコラムもまた意味不明な文章で始まりました。
どうも、新年お正月に引越し予定の院長の成木海次郎です。
いやいや今年も1年、世の中いろいろなことが起きました。もちろんこの治療院でもいろんな出来事がありました。
でも、なんとなく“明るい話題”の印象よりもどちらかというと“暗い話題”といいますか、不安を煽られるような印象が残る年末の今日このごろですが。
実際、あまり年が明ける感じがピンとこない方も多いのではないだろうか。気候天候の影響も無いとは言えまい。
その中で我々カイロプラクティックも含まれる補完代替医療というジャンル(いわゆる病院で行われる現代医学・主流医学に含まれない医療)の存在がより世の中的に身近になった1年だったと思う。
“補完代替医療”と言われてもいまいちピンとこないかもしれないので例にあげると、カイロプラクティックや整体、鍼灸の有名どころを筆頭に、アロマセラピーやタラソセラピー、ハーブ療法やサプリメント療法、そして最近増えつつある某テレビ番組よろしくスピリチュアルヒーリングやイメージ療法、各種カウンセリング療法などなど、どちらかと言うと“心のケア”を主に対応するものまで実に幅広く含まれるのだ。
この年末年始に医療系のバラエティー番組(あえてバラエティーと表記しておきますよ)がテレビで多数放送される予定なのだがそれを考えてみてもニーズへのマッチなのか、漠然と皆さん身体に対して不安を感じているような気がしてならない。
病院での医療に限らず、身体をより良くしていく為にさまざまな療法が生み出され、
そしてその療法ごとに独自の理屈・理論が出来上がっていく。
いわゆる“ルール”が出来上がっていく。
しかし、その“ルール”というものはもちろん各療法ごとにあっていいと思うし、むしろなければならないのかもしれない。
そうでなければ患者さんに対して説明も出来なければ対応も出来なくなる。
ただ、最近私がその流れに不安というか危機感を感じていることがある。なにか大事なことを忘れているような気がしてならない。
単純な話だが“ルール”は何も療法側、施術する側にばかりあるわけではない。
患者さん側にも、その人ひとりひとり本人にも“ルール”というものが存在している。
だからいくら“ルール”通りに対応・施術しても、その人の“ルール”を破ってしまってはなんの効果も表れないのだ。
そのためには我々、施術を行う側は、きちんと患者さんに対してそのひと本人の“ルール”の確認をしなければならないし、
逆に施術を受ける患者さん側は自分の“ルール”をしっかりと確認しておく必要性があると思う。
この自分の“ルール”を確かめるのは、本もテレビも、ましてやインターネット検索したって確かめようがない。
自分自身の感覚の確認作業だ。
ここで“ルール”と大きく述べたが、今回年末最後で大袈裟なことを言うが、
だいぶ忘れがちだがこの地球にだってその“ルール”というものはある。寝ても起きてても、金持ちでもニートでも、みんなみんなに適応される共通の地球の“ルール”。
それは“重力”の存在だ。
なにもしていなくても誰でも人は下に下に引っ張られるのだ。それが嫌ならがそれに逆らう為の力が必要になる。
それが誰もが持ち合わせている能力、筋力なのだ。
だからこそ“なにもしない”“なにも意識しない”と人は地球に引っ張られる。地球に逆らう意識、要は“上へ上へと伸びてく”意識は絶対不可欠なのだ。私自身、今年の途中から“患者さんを伸ばす”意識イメージを持って施術を行ってきた。
シンプルに言えば、人の身体の歪みやズレだって上に伸ばせばまっすぐなるものだ。
なんだか頭の悪い子みたいなことを年末最後に言いますが、みなさん来年はぜひ地球に逆らっていきましょう!!
地球の重力に魂を引っ張られてはダメだ。
素直にならなくていいのです、従わず逆らう意識。
それこそが“良いお年を”実現させるための大事な一歩になるはずです。
今年も一年、皆様ありがとうございました。新年は5日金曜から通常通り再開いたします。
それでは今年の最後はこのコトバで今年の院長コラムを締めくくりたいと思います。
この道をいけばどうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せばその一歩が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ
行けばわかるさ
――― 一休宗純(禅僧)
来年もいくぞー!!!
皆さま、良いお年を・・・
院長 成木海次郎
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