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2006年2月

#50 なぜ、野球の始球式でアイドル達はまともに球を投げられないのか!?

今は冬季オリンピックの真っ最中。患者さんの中にも寝不足の方がちらほら現れている。
とは言え、冬のスポーツには全くもって関心がない私、院長の成木海次郎でございますが。
私にしてみたら、先日友人が近所のコインランドリーで年配の方相手に
「今、オリンピックが行われているのは“青森県の鳥野市”ですよ」と堂々と嘘をついていたことのほうが印象深い。

それよりも、我々カイロプラクティックに携わる人間が今、この時期に声を大にして皆さんに訴えなければならない事はトリノなんかじゃない。
“WBC” ワールドベースボールクラシックですよ。
野球ですよ野球。

野球が始まると言えば・・・・・
そう、それ!!“始球式”ですよ。
始球式と言えば、皆さんも長年気になってイライラしていたことがあるでしょう。
そうそれは、

『なぜ、野球の始球式でアイドル達はまともに球を投げられないのか!?』
これに尽きる事でしょう。

今回はアイドル達のあのへなちょこ投球の謎について解説していきたい。

まあ、その前にそもそも始球式ってのはなんなんだろうと調べてみてみよう。

マウンドから山なりの球が投げられて,打者が儀礼的に空振りする。 おなじみの始球式。
そもそもこの始球式、いったいいつから始まったのか?
 文献的な資料によれば明治41年(1908年)ではないかと言われている。 この年,アメリカから遠征してきたリーチ・オール・アメリカンと早稲田大学が対戦したときに,総長の大隈重信がマウンドから1球を投じたらしい。
早稲田大学の創設者で政治家でもあった大隈総長は羽織、袴(はかま)にソフト帽という、たまに江戸川の河川敷あたりにいる
“おれは元南海ホークスの選手だったんだぞ”と豪語する酔っ払いのおっさんの様な出で立ちで投げていたようだ。
時は流れて、今では時代をときめくアイドル達がそろい踏み状態。
大隈さんがどうだったかはともかく、今のアイドル達はどいつもこいつもまったくもってまともに投げられやしない。
正直、“ふざけてやってんじゃねーのかこの女は・・・”と思ってしまうぐらいだ。
あの投げ方、まあむしろ投げれていないのだが、ではそもそもボールを投げるという動作そのものが
女性には不可能な動作なのであろうか?
いやいやいや、ソフトボール女子オリンピック代表選手などみると間違いなく私より早いし上手い。
むしろ欽ちゃん球団に所属している片岡 安祐美選手などはすごい。そしてかわいい。
つまり、不可能な動作ではないわけだが、ではなぜ片岡 安祐美選手にできてチャラチャラアイドルちゃん達にはできないのか。

できない、というよりも“やったことがない”というのが正しい表現の仕方だと思うが。
じゃあ、なにをやったことがないのか・・・

始球式でしょ・・・
と言われたらそれまでになってしまうのですが、そうではなく、実はその謎を解くカギは肩こりに悩む女性がよく口にする
あのフレーズに隠されているのだ。

『一日パソコンに向かってると~チョー肩凝るから~、たまに肩回すんだけど~ぜんぜん治んないのよね~』

そう、この“肩を回す”という動作。
アイドルも、肩こりOLさん達も、“肩を回す”ことしかできないのだ。

・・・・・・・?????????


そうね、“肩を回す”しかできないと言われても意味わかんないですよね。
さて、解説。人間の肩には、実は動かし方が3パターンあるのですよ。

ひとつは、“肩関節”を動かすうごき。

ふたつめは、実はこれが問題なのだが“肩甲骨”を動かすうごき。

みっつめは、単純に“肩関節”と“肩甲骨”を両方同時に動かすうごき。

この3パターン存在しているのです。
話しを先ほどに戻すと、“肩を回す”しかできないというのは、ひとつめの
“肩関節”を動かすうごきしかできないということ。そしてふたつめの“肩甲骨”を動かすうごき、
このやり方が、まったくもってわからなくなってしまっているということなのだ。
むしろ動くものとも思ってはいないのかもしれない、肩甲骨というものが。
そもそも、この“肩甲骨”、どういうときに動かす必要性が出てくるかといえば、
自分の肘が、自分の肩よりも上にあげる動作をするときに初めて動かす必要性がでてくるのだ。
つまり逆のことを言えば、
自分の肘が肩よりも上にもっていかなければ、肩甲骨なんて使う必要性などなくなるのだ。

なので、始球式でミットに白球をぶち込むためにはこの“肩甲骨”の使い方をマスターする必要性があるのだ。
あぁ、もちろん肩こりの改善にも“肩甲骨”の使い方が必須なのだ。

ものは試しで、近くに座っている上司を呼びつけ、肘うちを食らわせてみよう。
あきらかに、肘が肩よりも下のポジションで肘うちするほうが楽なはずだ、今のところは。
肩の高さで肘うちを試みてみると、どうもしっくりこないはず。
でも、その肩関節回りの筋肉だけしか使えていない肘うちでは、腹立つ上司を倒せやしないのですよ。
“肩関節”まわりの筋肉と“肩甲骨”まわりの筋肉の力を同時に発揮できた時、
上司は床に大の字さ・・・っておい!!

アイドルちゃん達も、足をまっすぐに見せる方法は事務所に習っていても、“肩甲骨”の使い方は
教えてもらえなかったんだろうね。
だが、時代は常に進化していくもの。ちかい未来
プロ野球選手が本気で打てない球を投げるアイドルがでてくるのであろう。
そいつは間違いなく、“肩甲骨”の使い方をマスターしているアイドルに違いあるまい。
そして今年のWBCの始球式(あるのか?)では、肩回りに注目してみるのもおもしろいはずだ。

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#49 『ヘルニア国物語』 序章

どうもこんにちは、大川カイロプラクティックセンター院長の成木海次郎です。
今回のタイトル、けして誤字脱字じゃあございません。
わかってて書いています。
しかしながら、私自身が日芸の映画学科出身だからって映画の話をするわけでもありませんよ。
タイトルのまんま、今回のテーマはずばり『ヘルニア』です。
まあ、最近テレビをみているとやたらと本物の『ナルニア国物語』のCMを見るが、そのたびに私にとっては『ヘルニア国物語』にしか見えず悶々とする毎日であった。
『ヘルニア国物語』・・・我ながらオヤジギャグというか職業病というか、変なフレーズを思いついたものだが、
“ヘルニア”と聞くと皆さん何を思い浮かぶであろうか・・・?
まあ、ほとんどの方が“腰痛”を連想されるであろうし、むしろ今現在ヘルニアで悩まされている・・・と思っている(あえてこういう書き方をさせていただきます)方も多いと思う。

ヘルニア=腰痛    この図式はほとんどの方がイメージしていることと言って間違いないと思われる。
この、ある単語を聞いてすぐにあるイメージが湧く。ちょっとトゲのある言い方をすると、ここで厄介なのが先入観である。
たとえば、“ヒューザーの物件”と聞けば“偽装建築”と思うであろうし。
東スポ一面、と聞けば“ガセネタ”・・・
とまあ大人になり、知識や経験が豊富になればなるほど、この先入観というものの影響は大きくなる。それ自体は何にも悪くもないのだが、これが時には厄介なものになる。
『ヘルニア国物語』まさにこれは今の日本そのものなのかもしれないが、さすがに国というだけあって、いきなりその国がひっくり返るような事が急に起こるかといえばこれ、現実的ではないですよね。ですから、今回は『ヘルニア国物語』序章ということで、
ヘルニア=腰痛
この先入観を変えていきたい。

そもそも、なぜヘルニア=腰痛の図式が出来上がったのか、その歴史から解説したいが、
もともと、ヘルニアを発見できるようになったのは皆さんお馴染みのレントゲンの発明のお陰である。専門的に書きすぎると皆さん、読みたくなくなっちゃうから簡単に書きますが、

“腰が痛い”という人がいて、病院に行き、そこでレントゲンを撮ると“ヘルニア”が見つかる。これがヘルニア=腰痛の図式を生んだ最大の要因である。

もう一度言いますが、今回伝えたいことは、ヘルニア=腰痛、これは誤ったイメージ、事実ではないということです。

なんでやねん!!と思う人が大半だとは思いますが、では解説していきます。
そのきっかけになったのがMRIという機械の登場である。
簡単にいうとこの機械、レントゲンと大きく違う点は、被ばくしない事。つまり放射線を使わないで撮影できる点だ。レントゲンは放射線を浴びる分、むやみやたらと撮影するわけにはいかないものなのですよ。だから、健康診断とかで胸部レントゲン撮影する時も、撮影する瞬間にはお医者さん的な人はドアの向こうに消えてしまうでしょ?あれは放射線浴びないようにしているからですからね。
一方、新参者のMRI、こいつは磁力の力を使い体内を撮影するので、理論上、人体には無害(ペースメーカーなどの機械を使用されている方などは例外)と言われている。
そのため可能になったことがある。それは腰痛の症状のない人の背骨を撮影することができるようになったのだ。さすがに放射線をむやみやたらと人に向けるわけにはいかない。
この結果、ある事実が浮上したのだ。
ある日、腰痛の“よ”の字も知らない人の背骨をMRIで撮影してみたところ、おもいっきりヘルニアがみつかったのだ。もちろん本人は痛みもなければ痺れもない。
そしてこれは一人だけの話ではなかった。
腰痛の人も、そうでない人も両方同じようにMRIで背骨を撮影してみたところ、ほぼ同じ割合でヘルニアがみつかったのだ。
統計的に見ると、全人類の、つまり腰痛があろうがなかろうが、
約7割の人間に椎間板変性(現在の整形外科的に椎間板に異常があると診断されるもの)が見つかるのだ。
再度、言いますが腰痛のない人にもヘルニアはあるのです。
今までは、
『腰痛になり病院でレントゲンを撮ったらヘルニアが見つかった』
という図式が実は、
『“もともとヘルニアの人”が腰痛になり病院でレントゲンを撮ったらヘルニアが見つかった』
という図式だったということだ。
ですから、この『ヘルニア国物語』序章で伝えたいのは、

ヘルニア=腰痛。これは作られたイメージであるということだ。
とはいえ、いきなり無関係と言われてもピンとこないでしょうからまずは、
ヘルニアってのは、割りとありふれたものなんだなぁ、ぐらい感じていただければ
序章としては上々です。

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