#50 なぜ、野球の始球式でアイドル達はまともに球を投げられないのか!?
今は冬季オリンピックの真っ最中。患者さんの中にも寝不足の方がちらほら現れている。
とは言え、冬のスポーツには全くもって関心がない私、院長の成木海次郎でございますが。
私にしてみたら、先日友人が近所のコインランドリーで年配の方相手に
「今、オリンピックが行われているのは“青森県の鳥野市”ですよ」と堂々と嘘をついていたことのほうが印象深い。
それよりも、我々カイロプラクティックに携わる人間が今、この時期に声を大にして皆さんに訴えなければならない事はトリノなんかじゃない。
“WBC” ワールドベースボールクラシックですよ。
野球ですよ野球。
野球が始まると言えば・・・・・
そう、それ!!“始球式”ですよ。
始球式と言えば、皆さんも長年気になってイライラしていたことがあるでしょう。
そうそれは、
『なぜ、野球の始球式でアイドル達はまともに球を投げられないのか!?』
これに尽きる事でしょう。
今回はアイドル達のあのへなちょこ投球の謎について解説していきたい。
まあ、その前にそもそも始球式ってのはなんなんだろうと調べてみてみよう。
マウンドから山なりの球が投げられて,打者が儀礼的に空振りする。 おなじみの始球式。
そもそもこの始球式、いったいいつから始まったのか?
文献的な資料によれば明治41年(1908年)ではないかと言われている。 この年,アメリカから遠征してきたリーチ・オール・アメリカンと早稲田大学が対戦したときに,総長の大隈重信がマウンドから1球を投じたらしい。
早稲田大学の創設者で政治家でもあった大隈総長は羽織、袴(はかま)にソフト帽という、たまに江戸川の河川敷あたりにいる
“おれは元南海ホークスの選手だったんだぞ”と豪語する酔っ払いのおっさんの様な出で立ちで投げていたようだ。
時は流れて、今では時代をときめくアイドル達がそろい踏み状態。
大隈さんがどうだったかはともかく、今のアイドル達はどいつもこいつもまったくもってまともに投げられやしない。
正直、“ふざけてやってんじゃねーのかこの女は・・・”と思ってしまうぐらいだ。
あの投げ方、まあむしろ投げれていないのだが、ではそもそもボールを投げるという動作そのものが
女性には不可能な動作なのであろうか?
いやいやいや、ソフトボール女子オリンピック代表選手などみると間違いなく私より早いし上手い。
むしろ欽ちゃん球団に所属している片岡 安祐美選手などはすごい。そしてかわいい。
つまり、不可能な動作ではないわけだが、ではなぜ片岡 安祐美選手にできてチャラチャラアイドルちゃん達にはできないのか。
できない、というよりも“やったことがない”というのが正しい表現の仕方だと思うが。
じゃあ、なにをやったことがないのか・・・
始球式でしょ・・・
と言われたらそれまでになってしまうのですが、そうではなく、実はその謎を解くカギは肩こりに悩む女性がよく口にする
あのフレーズに隠されているのだ。
『一日パソコンに向かってると~チョー肩凝るから~、たまに肩回すんだけど~ぜんぜん治んないのよね~』
そう、この“肩を回す”という動作。
アイドルも、肩こりOLさん達も、“肩を回す”ことしかできないのだ。
・・・・・・・?????????
そうね、“肩を回す”しかできないと言われても意味わかんないですよね。
さて、解説。人間の肩には、実は動かし方が3パターンあるのですよ。
ひとつは、“肩関節”を動かすうごき。
ふたつめは、実はこれが問題なのだが“肩甲骨”を動かすうごき。
みっつめは、単純に“肩関節”と“肩甲骨”を両方同時に動かすうごき。
この3パターン存在しているのです。
話しを先ほどに戻すと、“肩を回す”しかできないというのは、ひとつめの
“肩関節”を動かすうごきしかできないということ。そしてふたつめの“肩甲骨”を動かすうごき、
このやり方が、まったくもってわからなくなってしまっているということなのだ。
むしろ動くものとも思ってはいないのかもしれない、肩甲骨というものが。
そもそも、この“肩甲骨”、どういうときに動かす必要性が出てくるかといえば、
自分の肘が、自分の肩よりも上にあげる動作をするときに初めて動かす必要性がでてくるのだ。
つまり逆のことを言えば、
自分の肘が肩よりも上にもっていかなければ、肩甲骨なんて使う必要性などなくなるのだ。
なので、始球式でミットに白球をぶち込むためにはこの“肩甲骨”の使い方をマスターする必要性があるのだ。
あぁ、もちろん肩こりの改善にも“肩甲骨”の使い方が必須なのだ。
ものは試しで、近くに座っている上司を呼びつけ、肘うちを食らわせてみよう。
あきらかに、肘が肩よりも下のポジションで肘うちするほうが楽なはずだ、今のところは。
肩の高さで肘うちを試みてみると、どうもしっくりこないはず。
でも、その肩関節回りの筋肉だけしか使えていない肘うちでは、腹立つ上司を倒せやしないのですよ。
“肩関節”まわりの筋肉と“肩甲骨”まわりの筋肉の力を同時に発揮できた時、
上司は床に大の字さ・・・っておい!!
アイドルちゃん達も、足をまっすぐに見せる方法は事務所に習っていても、“肩甲骨”の使い方は
教えてもらえなかったんだろうね。
だが、時代は常に進化していくもの。ちかい未来
プロ野球選手が本気で打てない球を投げるアイドルがでてくるのであろう。
そいつは間違いなく、“肩甲骨”の使い方をマスターしているアイドルに違いあるまい。
そして今年のWBCの始球式(あるのか?)では、肩回りに注目してみるのもおもしろいはずだ。
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