#43 2005年終わりの言葉
今年もいろいろな患者さんに出会い、いろいろな症状に出会ってきた。
年末になり、いつも思うことは「年々増加する情報の多さ」だ。
腰痛に対する研究も益々進んでいる、年間で腰痛に関する論文だけで200万もの数が発表されている。正直、専門家であろう私でさえ追いつけないスピードだ。
だからといって古い、誤った情報が世の中から消えているわけではない。
パソコンのデータならば、新しい情報がでてきたらそれこそ“上書き保存”でOKだ。
過去の古い情報など一瞬のうちに消されてなくなってしまう。
だが、我々人間ってのは少々厄介な生き物だ。
忘れようにも忘れられない経験や記憶がある。
そして大人になればなるほど、経験や情報量が多くなればなるほど“先入観”が強くなるもの。
今後、ものすごいスピードで科学技術が進歩すれば、究極の腰痛・肩こりの治療法としてでてくるものは、『人間の脳に直接アクセスして、痛みの神経を調整し、筋肉のコンディションも調整する』方法だろう。
アホな子供が考えるような戯言かもしれないが、おおよそ理屈で言えば確実に治るであろうし、
それほど難しい技術でもないと思う。その気になれば今の技術でも可能な気がする。
しかし、そうなってくると哲学的にも倫理的にもどうなんでしょう・・・??みたいな状態になってくる。一昔、70歳の方を“稀”と呼んでいたが、今ではその“稀”な方々で五反田の駅前からでるNTT病院行き無料送迎バスが
満員になっているし、某、ロボットはジグザグ走行までし始めやがった、あれには正直驚愕した。
我々がおこなっている“カイロプラクティック”が生まれた100年以上前の人にしてみたら
間違いなく想像を超えた未来なのであろうが・・・世の中に情報が増えれば増えるほど、人々は混乱し誤解し、それにより痛みが強くなったり弱くなったりもする。
ただ、これだけは言いたいのが人間の身体ってやつは今の我々が考えているほど、そんな甘っちょろい弱いもんじゃあないのですよ。
現に、最先端医療の研究で改めて思い知らされていることが『病は“気”から』なのだから。
“痛み”も感覚のひとつ。言ってしまえば“味覚”だの他人に対する“愛情”とかと同じもの。
“ず~っと一緒にいようね・・・”
とか言ってた二人がその数年後に法廷で泥沼になったり現にしてるわけなんですから・・・来年もこの今の世の中を、楽しく生きていきましょうや。
“カイロプラクティック”というものを使って、良くなるはずのあなたの身体を止めているものを解除していきます。
この手と、コトバを使ってね・・・では最後にこのコトバで今年の院長コラムを締めさせていただきます。
『おもしろき こともなき世を おもしろく』
みなさま、よいお年を・・・
院長 成木海次郎
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