#35 あの必殺技の威力とは・・・
とある耳鼻科の婆さん先生と、ある若者のやりとり・・・
「あんた声帯が腫れ上がってるよ、こんなになるまでよくほっといたね」
「いや、ちょっと喉が痛いかなぁとは思ってたんですが」
「とにかく“喋りすぎ”だよ、あんた仕事なにしてんだい?」
「あ、すぐ近くで“カイロプラクティック”の治療院をやってます」
「は?」
「あ、いや整体です、整体」
「整体師が声帯腫らしてるなんて馬鹿なこと言ってンじゃないよ!」
いやいや、婆さんシャレじゃあないんだからさ!!
どうも、声帯腫らした整体師こと成木海次郎です。
さて、最近当院にも年輩の患者さんが増えてきた。ひと昔だと我々のような仕事というものは、得てして年輩の方が多いというイメージもあったであろうが、ここのところは30代~40代といった、いわゆる働き盛りと言われる年代の方が多い傾向にある。
とくに当院のように五反田という土地柄、各地から働きに来る方の多い街。おのずと夜は仕事帰りの人でごったがえす。
だがそんな中、お昼過ぎぐらいの時間に年輩の方の来院が増えてきたのだ。
年輩の方の場合、とくに多い訴えの1つに“膝の痛み”がある。
なんらかの原因で膝に痛みを抱え、少し歩くだけで痛むので歩く事さえ敬遠してしまっている。病院にも行ったが痛みは改善せず、結局うちに来た、といった感じだ。
そういった方の大多数の人の太股の筋肉は、痛みと運動不足により
固く縮まっている場合が多い。
その際、じっくりと太股の筋肉の機能を回復させていくと、痛みなく歩行が可能になる事が多い。
ある爺さんなど、3年ぶりにドライバーを使って18ホール回れたと喜んでいたぐらいだ。
『太股の筋肉の影響による歩行困難』
でもこれ何も年輩の方に限った話では無いのだ。別段、年輩だろうが赤ちゃんだろうが付いている筋肉は同じなのだから。
そんなこと言ったって、俺には関係ねーよ・・・とか思っちゃったあなた、
そう、あなた。あなただってあるでしょう?
太股の筋肉を痛めて歩けない状況に追い込まれた想い出が。
そうそれはあなたがまだ小学生の頃の話ですよ。
給食後の昼休み、せっかく確保した校庭のサッカーゴール、いざ使おうと思った矢先6年生軍団が後から来たくせにいちゃもんをつけてきた。
まともにやりあったところで体格の差は歴然、今さら走って逃げたところで捕まるのも目に見えてる状況。絶対絶命のピンチ。
そんな時、不意打ちでやったでしょ
おもむろに相手の外モモめがけて渾身の膝蹴りを。
『ももかん』
地域・地方により名称は異なるであろうが、おそらく誰もが小学生の頃に被害者も加害者も経験したことであろう。
あれ、痛いですよね。今思い出しても痛い。とにかくモモが痛くて痛くて歩けない。膝を曲げられないのだから歩きようがない。
その日一日は片足を引きずる羽目になるあれである。
この『ももかん』、太股の筋肉、特に外側の“外側広筋”という大きな筋肉に対し直接打撃を加える事により筋肉の過緊張状態を引き起こし、膝を曲げる動作を困難にさせるのだ。
また、大きい筋肉な分、命中率も高く、歩行困難を誘発する為その後の逃走の安全が確保されるため各地の小学生の間で伝統的に伝わったいた必殺技なのである。
身体のことを勉強すると、いろんな事がわかってくるものです。
とくに余計などうでもいい事がね・・・
まあ、何も今さら嫌な上司に『ももかん』しちゃえー、とか言う訳じゃないですからね、くれぐれもやめてくださいね。
私が今回言いたいこと、それは“身体意識をもってほしい”ということ。
何気ない動作にも必ず人間は筋肉を使います。立つ・歩く・くしゃみひとつにしてもそうですよ。
ただ、あまりにも当たり前になりすぎて意識しなくなっているだけなのです。
だからといって皆が身体の専門知識を持つ必要は無いですが、小学生の時のイタズラひとつ取り上げてみても、真剣に身体意識を持って思い返してみるとなかなかおもしろいものですよ。
「なぜだろう?なぜかしら?」
そんな小学生レベルの意識で自分の身体を考えてみると、意外に見えなかったものが見えてくるものです。
そんな私が今、真剣に考えていることは、
「しゃっくりの止め方」です。
皆さんが知ってる「しゃっくりの止め方」を教えてください。
メール待ってます。
| 固定リンク

