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2004年9月

#19 患者になってわかること

コラム更新が遅いと各方面の方からダメだしをされまくっていますので、10月からは定期的な更新を検討中の院長の成木です。

カイロプラクティックという仕事は、(おっと珍しく今回は真面目な話か・・・?)予防医学の立場からも非常に有効的です。身体に痛みや違和感がでる前にあらかじめ負担を取り除き、対応できる身体づくりをするにはもってこいです。
そういった点を、来院された患者さんに施術をしながら毎日のように話しているわけです。

「日頃の心がけが大切ですよ」
とか
「痛みが出る前に来るようにしなきゃ」
だの
「ほっておいて良くなるものじゃないからね」
などなど、日々患者さんに言っている訳ですよ。

もちろん、私自身は自分の身体の管理は徹底していますよ。適度な運動、適度な睡眠、仕事中の水分補給に至るまで身体の事に関して
は完璧ですよ。
やだなぁ、だってプロですよ。身体に関しては。身体の事はきちんとしてますよ・・・

さて話は変わりますが、なぜコラム更新が滞っていたかというと、
最近わたし・・・    歯が痛いんですよ。
いやー右の奥歯が痛いのなんのって。

「日頃の心がけが大切ですよ」
たしかに夜はお酒呑んじゃうといつも意識が戻ると朝だから全然磨いてなかったりする気がするし・・・

「痛みが出る前に来るようにしなきゃ」
正直な話、ずいぶん前から痛かったですよたしかに。でもまあ気のせいかなーなんて思ってたし、ほらそのうち気がつくと痛みなくなったりしてたし・・・

「ほっておいて良くなるものじゃないからね」

ですよね・・・自分で言ってるしね。はいはい。
という事で歯医者に逝こう、いやいや行こうと思い立ったのはいいのですが、さてどこの歯医者にいって良いやらさっぱりという有様。
とりあえずインターネットを開いてみたらまあ、でるわでるわ。
当院の近くの東五反田に絞ったところで数多くの歯医者が存在しているのだ。
いやいや、初めてうちの治療院に来てくださっている患者さんの気持ちが解りましたよ・・・

「どこ行っていいかわかんないっすよ」

その上、私自身思い返せばかれこれ4,5年は歯医者に近づいてもいないうえに、幼少のころ大人の歯(永久歯とか言いましたっけ?)が出揃った後に意味のない歯が生えてくるからその前に抜いてしまおうという正に意味不明な事態に陥り、大学病院か何かで手術をしたという暗い過去の持ち主なので、正味な話、大ッキライなのですよ、歯医者。
とは言えさすがにそんな事も言ってる余裕もなく、痛みを紛らす為にやたらと患者さんに話かける日々が続き、こりゃ本気でまずいぞと思った時、たまたまある患者さんから当院近くに良いという評判の歯医者さんを紹介していただいたのだ。
切実に、自分がこの仕事をしていて本当に良かったと思えた瞬間でした・・・
なので早速予約の電話をして行く運びとなったのだが、
もう入って待合い室の段階で緊張しっぱなしであった。
独特のあの歯医者の匂い、雰囲気、BGM。
きっとはじめて当院にきて「つうかカイロプラクティックってなんなの?」なんて思いながら待ってる人なんかもこの状況と同じぐらい緊張しているのだろうなと思い、自分の治療院をもっと和やかな雰囲気にする努力をしよう、などと思っていると
「成木さ~ん、奥にどうぞ」
きたきた、きたよ。いよいよ奥に入る時が。
中に入り例の独特の治療台に横たわっていると、待てど暮らせど誰もこない状態。ピンク色のへんてこなエプロンみたいなのをつけられたまま放置されていると、よく見ると反対側の奥の治療台で先生らしき人と数人の助手が群がっていた。
ついたてのような物があるのでよくは見えないが、時より見えるのが、治療台の患者さんがやたら足をバタバタさせる様なのだ。

こりゃあ・・・えらいとこに来てしまったかなぁと感じつつ待っていると、どうもお隣さんの治療が難航しているらしくかなりの時間が経っても終わる気配がないので、こちらも午後からの自分の患者さんが待っているので日を改めようかなと治療台を立とうとした時ちょうど向こうも終わったらしく、先生らしき人がこちらに来た。
先生はだいぶ手こずっていたらしく、100m走を走り終えた人ばりに息をきらせながら
「お待たせしてすいません、インプラントの手術で時間がかかりました・・・」
ほとんど「ぜえぜえ」としか聞こえないようなトーンで早口に言われたのでビックリしたが、一息ついてからの先生はテキパキと動き出した。
きちんと私の話を聞いてくれ、長年にわたる歯に対する体たらくな態度を叱る事もなくきちんと現状説明とこれからの事を話してくれた、

カタコトの日本語で・・・

ちょっとびっくりしたが先生は日系の方らしかった、が治療は本当に丁寧にしていただいた。
少しでも痛いと授業参観の日の小学生並に手を挙げ続ける私の態度にも紳士に応対してくれた。
私の長年の歯医者否定主義の心は氷のように溶けていったのだ。

あたり前のことだが、痛みや違和感などで不安になっているというのは、正にうちの治療院を訪れようと思った方そのものなのだなと、カイロプラクティック自体あまりよくはわからないがこの痛みをなんとかして欲しいと来院する人そのものだと。
わかってはいたつもりであったが、あらためて

『患者さんの気持ちになって施術を行う』

という基本中の基本を、半べそをかきながら思い返す事ができた。
歯が痛いのもまんざらでないな、などと思いながら・・・

「あっ、先生痛いんで麻酔の追加を・・・」

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#18 体験者は語る

最近、「院長日記」になんてしなくて本当によかったと思っている院長の成木です。
コラムを楽しみにしている方が意外に多いのにビックリしてる今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

さて、唐突ですが人生は長いものです。そしてその中で先人の経験を元に語られるコトバには多くの意味が含まれます。
戦争を経験された方が語る平和についての事。
大地震を体験した方の安全への指摘。
一度経験した者にしか語れないコトバというものがあります。
このような事は、私の仕事の中にも数多くあります。
無理な仕事量を抱えてしまったり、長年の運動不足がたたってしまったりして体の各部に痛みや違和感を訴える方の経験を私自身、日々聞かせていただいるわけです。
ですから、同じ様な悩みや不安を抱えて来院される方にも、もう2度と同じ様な大変な目にはあわない様に、様々なアドバイスができたらいいなと強く感じるのです。
やはり、大切な事は・・・
『日頃から起こるであろう出来事に備えて、あらかじめ用意・準備をしておくこと』
が一番大切だなと強く思いました。
そしてなぜ今私がこの事を、これほど強く皆さんにこの場を使い訴えたいかといいますと、実は先日ですね、

携帯電話を落っことしてなくしたんですよ・・・

いやー困った困った、覚えているのは実家の番号ぐらいですからね、しかもとっくに実家でてますし。遺失届を交番にだす際も、連絡先で、自分の治療院の番号も思い出せませんでしたからね。
五反田駅前の交番から指さして「あそこで働いてるんで見つかったら言いに来てください」なんて言った日には情けないったらなかったですよ。
あと覚えている電話番号が高校生の時好きだった女の子の自宅の番号だけだったのも切なかった。
とにかく、普段こんな事になるなんて想像もしていなかったので番号もアドレスもなーんも知りません状態。挙げ句の果てに、朝は目覚ましが無い状態、時間は常にわからない、仕事中連絡がつかないので外出できない・・・
本気で生きてる実感がなくなりましたよ。
まあ、結果的には戸越に住んでらっしゃるおばあさんが拾ってくださって見つかったのですが、ここで一つ皆さんに体験者から一言いわせてください、

「携帯のデータのバックアップはとりましょうね!!」

追記、知ってる人は知ってるが、私の携帯電話のストラップは「靖国神社のお守り」なのだが、今回拾ってくださったおばあさん曰く、
「お守りがついているから大切な物だとおもい、ちゃんと保管しておきましたよ」って。
泣かせるぜ、おばあちゃん!!
皆さんもバックアップのついでに、携帯にお守りを下げてみてはどうだろうか・・・

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#17 オリンピックも終わり

オリンピック観戦で寝不足が続いていて更新が疎かになってました院長の成木です。
いやいや、オリンピック、すごかったですよね本当。あんなものすごいものはオリンピックじゃなきゃけして見れない、いやむしろオリンピッククラスの世界レベルの大会でまさかあんなものがみれるとは・・・

『重量上げで肘が折れるシーン』

いやーご覧になった方も多いと思うのですが、正直あれはオンエアしていいのでしょうか?私自身あれ以来ですね、
手羽先が食べれません。
さて、オリンピックをみて運動不足を痛感しつつ9月に入り皆さん「健康診断」をうけられている方も多いと思うのですが、
ある程度、ほとんどの人が「あまり良くはないであろうが、数値的には問題になるほどのレベルではない」といった、正にグレーゾーンにいると思いますが、はたしてこれだけで健康というものは判断できるのでしょうか?
とにかく皆さんが思うのは、実感として自分の体の状態をイメージできない、という意識ではないだろうか。
そこで私が健康診断の際、ぜひもう一つ取り入れていただきたいのが、そう、皆さん学生時代にやった『スポーツテスト』である。
懐かしい響きじゃないですか『スポーツテスト!』
さあさあなつかしのラインナップです
・50m走・走り幅跳び・ハンドボール投げ・懸垂
・ジグザクドリブル・1500m走・反復横跳び・垂直跳び・背筋力 
・握力・伏臥上体そらし・立位体前屈・踏み台昇降運動

まあ多少地区エリアによって違いがあるにせよ皆さんやりましたよね。これですよ、これ。
今まさに自分の体力をリアルに実感するには社会人による『スポーツテスト』なんですよ。そして自分の体力全盛期の時と比較して現実を見せつけられちゃうのが良いのではないか。
いやーはたして1500mなんて何人完走できるかな?
懸垂、おそらく1回できたらヒーローでしょ。そして確実にくる翌日以降の筋肉痛・・・
ぜひぜひ国が動いてもらいたいものです、と、ふと、そういえば現在リアルタイムで『スポーツテスト』はどのようになっているのか?そういえばもう随分月日も経つので何か変更点などあるとまずいなと思い確認してみたら、

もう、えらいことになってましたよ!!

新体力テスト(12歳~19歳)
 握 力            : 筋 力
 上体起こし(腹筋)      : 筋持久力
 長座体前屈          : 柔軟性
 反復横跳び          : 調整力
 持久走(1500,1000m)     : 持久力
  20mシャトルランとの選択
 50m走           : 走 力
 立ち幅跳び          : 跳躍力
 ハンドボール投げ       : 投 力

以上。

え?   これだけなんですか?
あまりに種目減りすぎじゃないですか?
しかも微妙に楽になってるし。
種目削減理由を見てみると、
『国民の体格向上など体位の変化があり、従来のテストの項目の妥当性や測定実施の安全性、評価基準など見直しをおこなった』
とある。まあ、わかる気もするが。続きを見ると
『2003年から完全学校5日制が実施される中で、これまでの12項目にかける時間的負担を軽減する。従来のテストには、妥当性に欠けていると指摘されている項目があった』
ではその指摘されてた点は何なのかとよくみると

『斜懸垂を上体起こしに』
 1回も懸垂ができない者がいて、懸垂が筋持久力の測定項目として妥当であるか、という疑問があった。

えっ、それは1回もできないという体力不足をわかってもらうためじゃないんですか・・・

『柔軟性は長座体前屈に一本化』
立位体前屈は日本人の体格が変化したことが指摘され足が長くなった分、手が遠くに届かなくなってきた』

子供の言い訳じゃねーかよ!

ゆとり教育なんてキライだ。
数年後、日本は今回のアテネのようなメダルラッシュになるのであろうか?
今の子供が社会人になったときが怖い・・・

参考文献:「コーチングクリニック」
  (ベースボールマガジン社 '98 4月号)

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