#7 腐ったミカンの座り方
先日、深夜に近所のコンビニに出掛けた時にお店の前にたくさんの若者達がたむろしていた。昔も今も元気な若者達は深夜明るい場所にむらがるものである。
昨今、世の中も物騒になっているのでとくに関わる事もなく買い物をしてしまおうと思い通り過ぎようとした時、ふと疑問が頭をよぎった。
それは、彼らの座り方である。
昔からわが国において、深夜若者達がたむろする際の座り方といえば、俗にいう「ヤンキー座り」といわれているものであった。
しゃがんだ状態で大股に足を開くあの例の座り方である。
しかし、今目の前にいる子たちの座り方はどうであろうか・・・
全員が地べたにおしりをつけて座っているではないか。男も女も、
ちょっと帽子を斜めにかぶったタンクトップのおにいちゃんもみな地べたである。だらしない体育座りといったところであろうか。あまりに気になりはじめたので雑誌を立ち読みしながら少し彼らを観察していたが、待てど暮らせど一行に「ヤンキー座り」をし始める者はいない。ぐだぐだ体育座りとあぐらを繰り返すばかりであった。
自宅に帰り、とりあえず自分であの懐かしの「ヤンキー座り」をしてみようと思い試してみたがこれがけっこう辛い。ものの5分程度でやめてしまった。しかし、これにより一つ気づいたことがある。
昔のヤンキーは足腰強かったんだなぁ。
ここであの「ヤンキー座り」の状態の筋肉の使われ方を簡単に説明しようと思う。まず足首から。基本は踵はきちんと地面についている、踵があがって足がぷるぷる震えることなどない。この状態は、いわゆる前脛(すね)の筋肉をしっかりと収縮させている状態である。よく長時間歩くと重だるくなったり痛みがでる部分である。
次に太股の付け根部分、ここも足をしっかりと折り曲げている状態なので、この付け根の筋肉がこれまたしっかりと縮まった状態である。普段、イスに座る時間が長い方が大半であるとおもうが、ほとんどの人がこの足の付け根の筋肉は使われない事が多い部分である。
最後にあの大股開き、この姿勢により太股の内側の筋肉がストレッチされる。
なんと、あの「ヤンキー座り」には今の椅子中心生活になってしまった現代人の使われない筋肉を使う要素が数多く隠されてるではないか!
そういえば昔のヤンキーの方々なんて一日椅子に座ってるなんてことなかったというか、ばっくれちゃってたと思うし。
それでいて校舎裏とかで「ヤンキー座り」でたむろしてたわけだから、そりゃー足腰強くなるわけだ・・・
一日座ってお仕事をされている方々、休憩時間、せめてタバコ一服吸う時、思い切って「ヤンキー座り」をしてみてはどうだろうか?
いい足腰の鍛錬になること間違いなしである。
ただ、おそらく始めはうまくできないと思われる。それほど椅子に座り続けた足腰は衰えているのではないだろうか・・・
夜露死苦。
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